皆さん、ニューヨークの空港からこんにちは!今バッハ・コレギウム・ジャパンのツアーで、アメリカに来ています。
今回のツアーは、ニューヨーク→モントリオール→オクラハマ州エドモンド→カンザスシティ→ワシントン州ケンモア→バンクーバーの6都市を周り、昨日その第1回目の公演会場であるニューヨークはカーネギーホールで満員のニューヨーカーのお客様に迎えられ、無事に公演を終えて、2つ目の都市のカナダのモントリオールへ向けて搭乗準備をしているところです。

今回でアメリカは3回目ですが、4年前にベルリン古楽アカデミーのツアーで初めてアメリカに来た時の刺激は今回も健在で、ニューヨークの活気ある雰囲気や、あらゆるものがスタイリッシュにデザインされているのを見て、やはりこの国は魅力に溢れていると改めて実感しています。

アメリカの音楽と言えばやはりJAZZ!ということで、ジャズバーにも遊びに行って来ました。
今回入ってみたジャズバーはSwing 46というタイムズスクエアの近くにあるジャズバー。赤を基調としたクラシカルな内装が気分を盛り上げてくれ、店の一番奥に進むと、ステージにはお目当てのビッグバンドが準備中。見るからにベテランなジャズマン達が慣れた様子でショーの準備をしていました。
ビールを注文し、雰囲気に浸っているといよいよショーの始まり。迷いのない、しかしどこかに品格のある爆音のトランペットやトロンボーン、渋くセンスのあるリズムを聴かせてくれるサックス達がそのバンドのレヴェルを瞬時に示しているようでした。するとバンドの隣には何やら洒落たハットを被り、上質なスーツを身に纏った黒人の老紳士達がやって来て、すぐに音楽にのせてダンスを披露!キレッキレなステップに目を奪われていると、老紳士達はお客さんからもパートナーを選び、次々とお客さんも参加。気がつくとジャズバーは完全にダンスホールと化して、熱気と爆音のビックバンドの音楽で完全にジャズの世界に浸っていました!

本場のビッグバンドの音楽を楽しんだのはもちろんですが、衝撃だったのは実はダンス。みんな実に華麗なステップを恥じらうことなどもちろんなく披露し、初めて会ったであろう次々と入れ替わる男女のペアが、驚くほど息のあったダンスを踊る。これは日本人の私にはとても出来ないことで、流れている血の違いを感じました。「C’mon! Join us!」という誘いの言葉に愛想笑いしか出来なかった私は、どこまでも日本人だなと思った、そんな一夜。クラシカルな音楽がダンスと共に、現在でもちゃんとアメリカ人の生活に染み付いている「文化」を存分に堪能しました!