お久しぶりです!
皆さま、大変ご無沙汰しております。
気が付けば一昨年の12月から、ずっとブログを更新できていなかったのですが、ホームページも新しくなったということで、ブログも定期的にちゃんと書こうと思っています。
さて、現在新型コロナウィルスにより、ほとんど全ての方が通常の生活ではなく、きっと一生に一度であろう抑制された日々を送っています。
このブログをご覧になっている皆さまが、健康でいらっしゃることを願うばかりですが、私はありがたいことに元気に過ごしています。
世の中の状況が急激に変化した3月、私はちょうどバッハ・コレギウム・ジャパンのツアーでヨーロッパにいました。
ポーランドを初めに、アイルランド、ロンドン、パリ、マドリード、ブリュッセル、ケルンなど、7カ国・13公演を行う大きなツアーだったはずが、ほとんどの公演がキャンセルとなり、結局3公演とケルンからライブ配信された無観客の1公演のみ、行うことが許されました。
今考えてみると、このような歴史に残る恐ろしい状況の中、多くのお客様に演奏を聴いて頂けたということすら、奇跡的だったと思います。
そんな奇跡的なケルンでの無観客公演の様子は、このサイトの「Video」のページからご覧頂けます。
普段ならほとんど客席を埋め尽くすお客様に見守られ演奏しますが、この日は数台のカメラと関係者の数人のみ。お辞儀はするものの拍手は無く、しかしカメラの向こうには目に見えない何十万人ものお客様が我々の音楽を聴いて下さっているという緊張感。これから先、また今まで通り演奏できるのか、そもそも私たちの健康は守られるのかという不安。色々な感情が詰まった特別な演奏会になったと思います。
私がとても大切にしている団体、バッハ・コレギウム・ジャパンは、このヨーロッパツアーのみならず、帰国後予定されていた演奏会も軒並みキャンセルになっていて、これまでのように活動を続ける事が厳しい状況にあります。ぜひこの演奏会の様子をご覧になって頂いて、ご協力くださる方がいらっしゃいましたら、以下のサイトからクレジットカードでご寄付頂けます。どうか皆さまのお力をお貸しください。
American friends of Bach Collegium Japan
さて、3月以降に予定されていた演奏会はすべてキャンセル・延期となり、今は自宅でおとなしく新型コロナウィルスの終息を願う毎日ですが、幸いにもオーボエ奏者は演奏を披露する前にやらなくてはいけないことがたくさんあります。
今は練習やリード作りはもちろん、ずっとやりたかったオリジナル楽器の研究をしたり、文献を読んでお勉強したり、暇な日は1日もなく、毎日充実しています。今のうちにやっておくべき事が山ほどあるので、今後はそんな私が日々やっている事や気が付いた事など、時にはとてもマニアックに、ブログで紹介していきたいと思います。
Lesson
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