ルールの国、ドイツ
ここドイツには非常に多くのルールが存在する。私はあまり法律には詳しくないのでここであんまり紹介できないが、例えば日曜祝日は店の営業をしてはいけないという決まりがあったり、13:00-15:00, 22:00-07:00はRuhezeit(ルーエツァイト)と言って静かにしなくてはいけない時間。例えば我が家の契約もこのRuhezeitは楽器の音出し禁止である。
ルール、法律とは一見非常に分かりやすいし、しっかりして見える。でも言葉を返せばルールを決めないと社会が成り立たないというのは「融通が利かない」とも言えないだろうか?
私が特にこの国でその融通の利かなさにいらだつことは自転車と歩行者の関係である。
ドイツではかなり多くの道に「自転車専用通路」がある。赤いレンガだったり、少し歩行通路と分けられている。
例えばその自転車専用通路にひとり人が歩いていたとしよう。後ろから自転車が来る。当然自転車はベルを鳴らす。それでも歩行者がどかなかったらわざわざ自転車を止めてその歩行者を怒鳴りつけるのがここドイツ。私が自転車の運転手なら少し通路を出て歩行者をよければ良いのでは?と思ってしまう。
また自転車でも交通ルールが事細かに決められているのか知らないが、どうやら何があっても「右側通行」だそう。左側を走っているとまたもや罵声が飛んでくる。
日本の感覚で行けばそんなルールを決めないでも自転車同士が正面衝突することなど考えられない。でもこれは「思いやりの心」がないとできないことである。少し相手を思いやってあげればお互い気持ちが良い。
ルールばかりにとらわれて「ルールを守る事が一番良い事」というのはいかがなものかと思う。何のためのルールか、良く考える必要がある。
とはいえ、この国ではルールを守らないものは反論する権利もないので、郷に入っては郷に従え、しっかり思いやりをもってルールを守っていきたい。
Lesson
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