DSCN1228しばらくブログを更新できなかったのにも訳があって、実は先週あるオーケストラの連続公演に参加していた。
「Klassischen Philharmonie NordWest」という名前のオーケストラでブレーメンを中心として活動しているプロや学生によって構成されている。モダン楽器のオーケストラである。今回はある先輩からのお話で私も参加させて頂いた。

公演は4回あって、そのうち2回はブレーメン郊外・2回はハンブルク郊外ということでドイツに来て初めての宿泊付きの本番である。
さて「郊外」ということだが、私は始めその意味をあまり理解していなかった。実際に会場へ行くにはもちろんバスか車でないととてもたどり着けない場所で、街の中心部から1時間はかかる場所。そこには大自然が広がっているのみであった。これが本当の郊外かと思った。
文字でどれだけ伝わるか分からないが、本当に地平線が見えるくらいの自然の中、倉庫を改造したような演奏スペースでの本番である。私は「誰が聴きに来るのか?」と疑問で仕方なかった。きっと物好きな老人と動物くらいだろうと。
しかし実際はその想像とは大きく違い、客席はほぼ満席。どこからこれだけの人が集まってきたのか未だに不明だが、みんなとても楽しみにしている様子だった。
楽章間で拍手をしたり、あまりクラシック音楽に馴染みのない様子ではあったが、休憩中も友人たちと楽しくワインを飲んでいる。やはり年齢層が高いのは日本と同じだが、この郊外でこれだけの人が集まるのかと感心だった。

よく考えてみると郊外だから人が集まるのかもしれない。そこには普通プロのオーケストラなど来ないから。少し大変ではあるが演奏する側が田舎に出張するというのも非常に大きな意味があると思った。
日本でもきっと同じで、クラシック音楽が演奏される機会が稀な場所などたくさんあるはず。そういう方々に聴いてもらうのも幸せかもしれない。