先日、普段あまり足を踏み入れる事のない、NHKのスタジオにて収録して来ました!
私の仕事現場は基本的に音楽ホールです。(実際は「リードを作る・練習する」という自宅勤務がほとんどですが…(^^;;)そんな私にとってテレビ局という場所はちょっとドキドキするところ。有名人と会っちゃったりして…なんてミーハーな事も考えたりします。

今回なぜそのような場所で収録することになったかというと、数ヶ月前に私の元へNHKの番組プロデューサーから直々に一通のメールが届きました。そこにはなんと番組のファンも多い、FMラジオ番組「リサイタル・ノヴァ」の出演依頼について書かれていました!ラジオというツールを通して沢山の方々に演奏を聴いて頂けるというチャンスに大喜びし、同時にその影響力への責任感を強く感じました。

早速プログラムを決めて、共演者に依頼するという作業へ。今回はバロックオーボエとチェンバロという編成になり、チェンバロを同い年で勢いのある若手チェンバロ奏者、山下実季奈さんへ依頼することに決めました。プログラムは私が特に好きな作曲家ヘンデルのソナタを中心に、あの有名なアリア「涙の流れるままに」を一曲目に持って来て、ドイツにてその音楽性やリズムやハーモニーの楽しさに気づいたあまり有名ではない一曲、ヴィヴァルディのソナタ 変ロ長調も演奏することに。そしてラストに「思い出の一曲」というコーナーがあったので、私がバロック音楽を好きになったきっかけでもあるテレマンの無伴奏のファンタジーを持って来ました。特にこの無伴奏のファンタジーは、本来フルートの為に作曲された曲で、バロックオーボエで演奏するには非常に高度なテクニックが必要とされる曲で、ちょっとした「チャレンジ」でした。

スタジオでの収録ということでしたので、きっと狭くて響きのないスタジオに押し込められて、マイクに向かって演奏するんだろうな…と覚悟して渋谷のNHKスタジオまで向かい、スタジオの中に入ってみたらビックリ!フルオーケストラが優に2つ、3つくらい入りそうなとても広いスペースのど真ん中に、一台のチェンバロと私の演奏スペースがありました。音を出してみてさらにビックリ!とても美しく響く環境で気持ちよく演奏できました。梅雨の時期だったので、心配だった温度・湿度管理もバッチリ。さすがNHK様です。

チェンバロの山下実季奈さんとの楽しい音楽の時間を十分に味わった後、休む間も無くすぐにトークの収録ブースへ移動。ここではピアニストで番組の「支配人」である金子三勇士さんと私のこれまでの人生や、楽器・音楽などについてフリートークを収録します。これが私にとっては実は一番緊張する時間で、大まかな台本は用意して下さっていたものの、テープが回っていると考えると頭が真っ白に。話したい事のうちの3分の1も話せなかった気がしますが、そこは編集でうまく皆さんに伝わることを祈るしかありません(^_^;)

放送日は8月5日(日)の20:20~20:55、チャンネルはNHK FMです!
みなさん、ぜひ私のフレッシュな演奏(と初々しいトーク)をお聞きくださいね!