DSCN1238今朝ドイツに来て初めて、教会の礼拝(Gottesdienst)の中でバッハの教会カンタータを演奏した。

そもそも教会カンタータとは主にプロテスタント教会での礼拝用に書かれたオーケストラ付の声楽曲のことで、多くの作曲家が毎週日曜日の礼拝のために作曲した。中でもJ.S.バッハの教会カンタータは有名で、彼自身生涯をかけて200曲もの教会カンタータを作曲してきた。
さてその教会カンタータは一曲一曲演奏する日にちが決まっている。今日私が演奏した曲は、J.S.Bach/ Kantate Nr.138 „Warum betrübst du dich, mein Herz” 教会カンタータ138番「汝なにゆえにうなだるるや、わが心よ」という曲で、これは三位一体節後第15日曜日(つまり今日)の為に作曲された教会カンタータ。バッハ自身が当時の今日(キリスト教の日にちの数え方でいう)も同じものを演奏していたと考えると鳥肌が立つ。
編成は弦楽、オーボエ・ダモーレ2本、声楽という小さな編成。私はもちろんオーボエ・ダモーレで参加させて頂いた。

今日は古楽器での演奏だったので余計当時の響きに近いものだったと思う。最近ドイツの教会では古楽器による演奏がかなり多くなっている。一昔前では古楽器はあまり研究されていなかったせいか、ほとんどがモダン楽器での演奏だったらしい。しかし実際に教会の中で演奏していると、その響きは古楽器にぴったりである。モダン楽器では共鳴しすぎてうまくいかないと思う。

これからたくさんこのような機会が増えることを期待しつつも、音楽・語学・宗教などについてしっかり勉強していきたい。