DSCF19271ヶ月の日本滞在を経て、気が付けばもう4月も終わりになってしまいました。1ヶ月前、日本からベルリンの自宅に帰った翌日、すぐにオランダに飛び立ち、オランダ・フランスにて計5公演のマタイ受難曲のツアーで大忙しだった3月。パリでの公演には現地に住む友達たちも応援に駆けつけてくれて、とても幸せでした!

ツアーが終わり、やっとベルリンの家でゆったりする時間ができたものの、やはりやることは次の演奏会への準備。今回はリードのみならずボーカルも製作して、さらに良い演奏ができるように…と願いながら4月前半を過ごしていました。
その準備の矛先にはフィンランドでの演奏会があったのです。今回はドイツを中心に集められた演奏家とフィンランドで活躍する演奏家たちによる合同のバロックオーケストラ。私は首席オーボエ奏者を任せて頂きました。初めて演奏する国、仲間たち、プログラム…と不安はたくさんありましたが、とりあえずは何とか終了することができて、今またベルリンでの日常に戻りました。

今日はそんなフィンランドでの興味深い体験を、少しご紹介します!
「フィンランド」と聞いて私が初めに想像したのは、北欧・寒い・自然・ムーミン…などありますが、中でも私がすぐに思い浮かべたのは「サウナ」。実はフィンランドはサウナの発祥の地なのです。そういう訳で、フィンランドに行ったら絶対にサウナに入る!というのが、演奏と肩を並べるミッションでもありました(笑)
滞在2日目のリハーサルの後、さっそくフィンランド人の友達に紹介されて行ったサウナが、ヘルシンキ駅から歩いて20分程の公衆サウナ。バルト海沿いにある小さなサウナで、日本のサウナのように男女分かれているサウナでしたが、何より驚いたのがなんと「サウナで温まった体をに入って冷ます」というシステムだったこと!テラスからはダイレクトに極寒のバルト海へ入るためのハシゴが付いていました。私もぜひチャレンジしてみよう!と思って水着を着て海に入ろうとしたら、テラスで休んでいたフィンランドに「海に入るの!?信じられない!!」と声援を受け、極寒の海へダイブ!あまりの冷たさに5秒ほどで息ができなくなるほどになり、気が付いたら地上へ上がっていました(笑)
しかしその後、体の中からポカポカと暖かいエネルギーを感じ、何とも言えない爽やかな気分になりました。体が冷えれば再びサウナへ!身も心もとてもすっきりしました。

フィンランド滞在最終日は、一緒に演奏したヘルシンキに住むヴァイオリニストのお宅のサウナへお呼ばれしました。なんとフィンランドではごく普通のアパートに、プライベートサウナが付いている事がよくあるのです!フィンランドでは他人をサウナに誘うという事はとても光栄な事で、裸と裸の付き合いだからこそ色々な話をしあえる、ある意味「社交の場」とも言えるかもしれません。クールダウンにはリンゴやナシのアルコールを頂いたり、お昼ご飯にはフィンランド名物をご馳走になったり、とても親切なフィンランド人…と思いきやフィンランドが大好きなニューヨーク出身のアメリカ人でした(^^;
彼をはじめとして、公衆サウナの中で話しかけてくれたおじさんや、様々な方からフィンランドの良さを聞き、体験させてもらった充実した4日間でした。