このブログにおいて、いつもあまり学生らしくない演奏会の話題ばかりを書いているが、もちろんちゃんと学生として勉強もしている。
昨日無事に期末試験を終える事ができた。私が通うブレーメン芸術大学では、1年に1回(2学期に1回)専攻楽器の実技試験がある。昨日は毎学期2~3回ほど行われるクラス演奏会を実技試験として行った。試験はソロ曲とアンサンブル曲を1曲ずつ演奏し審査されるというもの。私はソロ曲としてハイニヒェンのソナタとプラのトリオソナタを演奏した。バロック時代のソナタと言えば、ソロ楽器とチェンバロ+低音楽器という編成が一般的だが、このハイニヒェンのソナタはオーボエ+ファゴットというデュオの形式で書かれている。今回は同い年のファゴットのドイツ人、クラウディウスと一緒に演奏した。彼は去年までワイマールでリコーダーを専攻して、私と同時にブレーメンでファゴットを勉強し始めた。ファゴットを勉強し始めて1年とは思えないほどの技術と抜群の音楽センスを持つ彼と演奏することができたのはとても自分にとっても刺激になった。
本番はとても集中することができ、しっかり自分の持っている力を発揮できた。その結果、無事に最高得点をもらえる事が出来て、非常にすがすがしい気持ちで学期末を終える事が出来た。
ブレーメンで勉強を始めてから1年、本当に自分の長所・短所のどちらともSemesterabschluss向き合う事ができた。いつも決して多すぎない言葉を与え、生徒自らが成長できる環境を作ってくれている師匠、そして心から信頼し合える仲間にいつも感謝して過ごしている。留学当初抱えていた「人種」や「国籍」という問題を感じる事がとても少なくなってきた。一生付き合える友達に出会えていることが何よりも大きな留学の成果である。
写真は昨日の演奏会後に撮った、バロックオーボエクラス・バロックファゴットクラスの先生と仲間達。私が抱いているのは友達の息子。